今回は皮膚から吸収される経皮毒についてお話をしていきたいと思います。
経皮毒というのは、私達は日常生活において、少しずつ有害化学物質を皮膚から吸収される事を経皮毒と言います。
経皮毒はデマであるという意見もあるようですが、経皮毒と女性の薄毛についてお話をしていきたいと思います。
経皮毒が問題視されているのは、すぐに身体や頭皮に症状が現れにくいという特性と、一度吸収されると経口吸収とは違った循環・残留のしかたをするために、代謝作用をほとんど受けず、自分で気がつかないうちに汚染しているという可能性があるからです。
基本的に口から入る有害物質、つまり経口吸収によって体内に入った有害物質は、まずはじめに肝臓に運ばれてここて分解されていきます。分解される事によって無害なものと変化していきます。
経皮から入っていくのは、脂溶性(油みたいなもの)を持つ化学物質の方が水溶性よりも吸収されやすいと研究でわかってきています。
そして条件によって違ったきますが、経皮吸収によって生体内に入ってくる化学物質は皮膚に塗られた物質濃度の0.5%程度と考えられています。
皮膚には生体の形を保持するとともに、自然界からの化学物室が侵入してくるのは遮断する機能が備わっています。
皮膚はそれ自体が新陳代謝を繰り返しています。
表皮の基底層で作られた皮膚細胞が徐々に平たくなって上層に押し上げられて、角質層へ変わっていく機能があります。
もっとも外側の角質層は数日間で垢(アカ)となって剥がれていっていきます。
こうした皮膚の新陳代謝のサイクルと ターン・オーバー と呼びます。
人間は生きている間にこのターン・オーバーをくり返します。
成人の場合は、基底層から角質層へと変わっていくのに約2週間かかります。
赤ちゃんの場合は、このサイクルがとても短期間でくりかえされています。
赤ちゃんの肌がすべすべしているのは、このターン・オーバーのサイクルが短いからです。
表皮の各層の中で、外界からのバリアーとして働いているのが、角質層です。
しかしながら、外界からの異物を完璧に遮断する事はできません。
化学物質は皮下に残留するとされています。
しっかりとした毎日のケアが重要となります。
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