毛髪の構造

今回は、髪の毛に対して細かく書いていきますね。薄毛で悩んでいる女性にとっては、髪の毛をよく理解するのが薄毛改善の早道だと思うからです。 

 参考文献として 新ヘア・サイエンス 第2版 日本毛髪科学協会 著 です。

毛髪の物理的性質として、まずは毛の硬さについてですが猫毛と言われる軟らかい毛髪もあれば、針金と言われる太くて硬い毛もあります。

これは、何からきているかというと、毛小皮の働きが毛髪の硬い軟らかいが決まってきます。
毛小皮は毛髪の外側を包んでいるものです。約3倍の厚さがあります。軟らかい毛は硬い毛にくらべると毛小皮が薄いのです。

次に毛髪の強さについてですが、健康な毛髪は150g前後の強さで切れます

120g以下で切れるのは、かなり弱い毛髪です。もちろん損傷した毛髪であれば、この程度の力で切れることは日常よくみられることで、パーマをする際には十分気をつける必要があります。毛の強さを調べることは、毛髪診断には重要な手段の一つですが、引っ張って簡単に切れるからといって、それが毛髪が損傷しているとすぐ考えるのはよくないです

毛の弾性としては、正常な毛髪は5%前後伸ばしても、力を取り除くと元の長さに戻ります。しかし、それ以上伸ばすと元の長さには戻りません。例えば、20センチの毛を21センチまで伸ばしても、離せば元の20センチに戻りますが、22センチまで伸ばすと、離しても20センチには戻らず20センチを超えます。この5%は1つの目安になりますが、毛髪によっても、その時に湿度によっても違います。一般的には45%以上伸ばすと切れます。

損傷した毛髪の場合は、損傷の程度にもよりますが、ちょっと伸ばしただけでも元の長さに戻らなかったり、簡単に切れたりしまったり、だらだらといくらでも伸びるようなこしのない状態になったりします。毛の伸びと弾力性も毛髪診断に欠かせないとされています。また、毛髪1本を頭部から引き抜く力は約50グラムと言われています。

毛髪は水分を非常によく吸着する性質があります。

実は、毛髪のタンパク質は、水になじみやすい性質(親水性)があります。また、毛髪の毛線維の間には毛細管のような空孔がたくさんあり、水分がその菅に吸い込まれて空孔の壁に付着しています。毛母細胞は毛髪を作る際に水分を失いながら角化します。空孔は、その水分があった隙間の一部が残ったもので、毛髪線維より間充物質の方に多く、水分が入ってくると上下左右に膨れようとします。しかし、縦方向へは、毛髪の線維がじゃまして広がらず、横方向に膨らむ傾向があります。

毛髪は、髪を洗った直後には30%ぐらいの水分を含みます。その後、水分は徐々に失われて11%〜13%くらいになります。毛髪の水分量は周囲の湿度にも影響されて、雨の日には増えて、空気が乾燥していると減少します。特に損傷した毛髪は健康な毛髪より空孔が大きいので、吸収性が大きくべたつき多かったり、反対に乾燥しすぎる事もあります。

また、乾いて硬くなったスポンジを水に漬けると、水分を吸収して軟らかくなると同時に大きくなります。このように、物が液体を吸収して体積が増す事を専門用語で膨潤(ぼうじゅん)といいます。

同様に毛髪も水につけておくと膨潤して、長さが1〜2%ほど長くなります。また、太さは15%ほど太くなって、重さは30%多くなります。

毛髪線維は、お互いに結合して網の目状になっています。吸収された水はその網目に入り、中から押し広げます。一方、水では切れない側鎖結合は縮もうとします。水分で膨らむ力と結合が縮む力とが釣り合った状態になると、それ以上は水分を吸収しなくなります。

これを膨潤平衡(ぼうじゅんへいこう)といいます。損傷した毛髪は側鎖結合が少なっており、その分だけ横に広がった吸収量も増えます。

毛髪が最も安定な状態になるのはpHがpH4.5〜5.5(等電点)のときですが、等電点より酸性になると膨潤度が高くなり、pH2以下では硬くなり溶解します。

アルカリ性の場合も膨潤度は、大きくなりますがpH10以上になると急に膨潤し溶解します。

髪の毛を水に浸けておくと、膨張して髪の毛が長くなります。これによって長さは1〜2%ほど長くなります。また太さは、15%太くなって、重さは30%ほど増えます。

毛髪を構成している毛線維は、お互いに結合して網の目状になったいます。吸収された水分はその網の目に入って中から押し広げます。一方で水では切れない側鎖結合は縮もうとします。水分で膨らもうとする力と結合が縮む力とが釣り合った状態になると、それ以上は吸収しなくなります。これを専門用語で膨潤平衡といいます。

実は、損傷してしまった毛髪の毛は側鎖結合が少なくなったしまうので、その分だけ横に広がって吸収量も増えていきます。

毛髪が最も安定している状態はpHが4.5〜5.5の時ですが、等電点より酸性になると膨潤度は大きくなってpHが2以下では硬くなって溶けます。アルカリ性の場合も膨潤度は大きくなりますが、pH10以上になってくると急に膨らんできます。

毛髪の電気的性質についてお話していきたいと思います。

よく幼い頃に下敷きで頭を擦ると毛が上に上がる状態にして遊んだのではないでしょうか?

これは、毛髪の帯電性を使ったものです。

帯電性というのは、摩擦によって生じた静電気によるものです。

ブラッシングをすると摩擦によって、毛髪が +に帯電し、ブラシは −に帯電します。毛髪同士は反発し合って、毛髪とブラシとが引き合うためです。摩擦を小さくしたり、湿り気を多くすれば静電気は発生しにくいとされています。

静電気防止剤として、シャンプーにシリコン 界面活性剤 油脂 湿潤剤が多く入れられています。

ある研究者によるとこれらが女性の薄毛の原因と言っている方もいます。

また毛髪は熱に関しても120℃前後で膨らむとされています。130〜150℃で変色が始まって、270〜300℃で分解が始まります。

真夏で太陽の紫外線に長く当たると毛髪の成分であるアミノ酸のシスチンが減少していきます。

そうなるとパーマがかかりにくかったり、パーマをかけた髪の毛が伸びやすくなったりします。

気なる方は外に出る際に太陽に当たらない様に帽子をかぶったりしてもいいかもしれないですね。