最近の若者はいうまでもなく、日本の中高年の女性もカラフルな洋服を着る様になってきて、服に合ったマイルドな色の髪にするためでしょうか、ほとんどの方が髪の毛を染める様になりました。中には白髪隠しの意味での方もいらっしゃいますが、一時のパーマネント全盛時代から染毛全盛時代になってきている様です。
染毛にも色々ありまして、一時的に毛の表面を染めるヘアスプレー、ヘアスティック、ヘアリンスある程度長持ちする半永久染毛料のヘナ、ヘアマニキュア、永久染毛剤のヘアダイがあります。
ヘアダイは酸化染毛剤とも呼ばれ、毛の大部分を占める毛皮質のほとんど全部を酸性の液で染めるものです。
長持ちしていいのですが、原料のジアミン系の薬品にアレルギー反応を起こす方がいますから、事前にパッチテストで確認する事が大事になってきます。
ヘナ、ヘアマニキュアなどの半永久染毛料は、毛の表面のキューティクルと、毛の大部分を占める毛皮質の一部を酸性の液で染めるもので、ヘアダイほどは長持ちはしないとされています。
しかしアレルギー反応は起こさないので、安心して使えるのが特徴的です。
稀にヘナを使用した際に頭皮が痛くなってしまう事がありますが、これは頭皮が硬い方に多い症状で、血行が一時的に良くなっている証拠です。
純粋なヘナには、日本人の黒い髪の毛を隠す作用がなくて、それを補うために大青(だいじょう)という植物を混ぜたり、ケミカルヘナと称して酸化染毛剤の材料を入れたりしている製品があって、これらにアレルギー反応を起こしている事も多いです。
また、最近よく使われているトリートメントで毎日使用する事で、髪の毛が自然と染まると言われているのは、銀などの金属が空気中の酸素によって酸化されて黒色の錆に変わるという反応を応用したもので、自分の好きな色は出しにくのですが、白髪隠しにはなります。
染毛剤でしっかりと染めてから、その際に傷んだ毛髪をしっかりとトリートメントする事でヘアカラーは長持ちしていきます。
育毛剤には配合成分を溶かすためにアルコールなどが使用されている事が多いので、染毛剤使用した直後に使うと色落ちが考えられます。育毛剤の使用は染毛後2〜3日あけてからがいいと思います。
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